価格帯としては2万円後半ということでANC搭載TWSの競合が多くあり、気になる方も多いかと思いますので、購入レビューとしてファーストインプレッションをお届けします。
目次
外観
スペック
メーカー | audio-technica |
型番 | ATH-ANC300TW |
カラバリ | ブラック |
通信規格 | Bluetooth 5.0 |
対応コーデック | SBC, AAC, AptX |
重量 | 7g(左右) |
単体最大再生時間 | 4.5H |
トータル最大再生時間 | 18H |
左右間の同期方式 | 左右独立転送規格[TWS Plus]対応 (Qualcomm製CPU搭載の一部機種のみ) 非対応機種時 不明 |
充電方式 | USB Type-C |
防水・防滴 | IPX2(本体のみ) |
発売日 | 2020年5月29日 |
音質
高音域の表現力が秀逸。低音も結構出ている印象
やや硬めのメリハリのある高音域はオーテクの音だと感じます。中音域の表現がやや甘いと感じます。
低音は十分というかオーテクにしては結構出ているように感じますが、輪郭は若干ぼやけ気味です。
音場は広いわけではないですが、狭いまではいかないので十分かなといったところ。
Nullbarichの「Lost Game」なども音圧が十分で楽しく聞けます。
キャラクターとしての競合は「Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2」になりそうですね。
あちらは高音域が繊細で丸み帯びているので、味付けとしては結構異なる印象。 ホワイトノイズはほぼなく、無音に近い部分がある楽曲においても全く気になりません。
かなりの完成度だと思います。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングによるホワイトノイズや圧迫感が皆無
裏切られがちなので、さほど期待はしていたかったのですが、アクティブノイズキャンセリングの性能はかなり良いです。正直驚きました。
空気清浄機の動作音やモバイルノートPCのファン音などをスッと消し切りますね。
電車での検証ができていないですが、AirPods Proと同等クラスではないでしょうか。
「Technics EAH-AZ70W」より上ですね。
特筆すべき点は、ノイズキャンセリング有効時もホワイトノイズがほぼ皆無なところ。
これは、他のTWSと比べても抜きんでているところだと思います。
気になるところ
一つは連続再生時間ですね。この筐体の大きさで、4.5Hか…という気持ちになります。
4.5HといえばAirPods Proが同じスペックですが、あちらは特殊チップを積んでいるということもあり、チートではあります。とはいえ、他社のものと比べても短い感は否めませんね。 操作が静電タッチではなく、物理ボタンなのは個人的には好意的に受け入れているのですが、ボタンが硬いです。
クリック感が十分すぎて、筐体内で反響した”カチッ”が聞こえてきます。
もうフィードバックのビープ音いらないんじゃないかと思うレベル。
そう思うと、感覚フィードバックでうまいことやっているAirPods Proはさすがだなと感じました。
まとめ
特に何も言うことはありません。優等生ですコレ。
ケースの質感というか材質をもうちょっと頑張ってほしいですが、値段を考えるとこの辺りが限界かなと思います。
むしろ、充電ケースにコストかけすぎて、売価が上がってしまうよりは良いかなと思います。
質実剛健な音とモノづくりを垣間見ました。
ファーストインプレッションとしては以上としまして、次回の詳細レビューでは音の変化や使い勝手、装着感についてお届けできればと思います。
在庫もあって購入可能ですので、MTW2待ちの方も一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
[追記]関連エントリ
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