完全ワイヤレスイヤホン熱が再燃し、ようやくトレードアップを行い、Pro2を入手したので、レビューをお届けできればと思います。
Nuarl N6 Pro Series 2のポイント
- 新型のドライバー”NUARL DRIVER”[N6]v5X”を採用し、さらなる高音質を実現
- 外音取り込みや低遅延のゲーミングモードを搭載
- 安全性の高いバッテリーの搭載と40時間を超える再生時間を実現
- マルチポイント接続に対応し、シームレスな機器切り替えを実現
- aptX adaptiveを搭載
- スマートフォンアプリとの接続に対応し、各種モード切り替えやファームアップなどに対応
いぬやま’s インプレッション
- N6 Proからの筐体キャリーオーバーによる、3連物理ボタンや単体OFF可能な点には拍手
- 造りの古さを感じていた先代モデルから、各種テクノロジーが近代化され、一線級に
- 先代モデルよりは若干の電池持ちの悪化を実感するが、充電ケースなしでも安心して運用できるバッテリーライフ
- 音質に関しては、先代とはガラリと傾向がかわり、低音域が圧倒的に豊かになり、高音域はおとなしくなった印象
- 無音時のホワイトノイズが大幅に軽減され、静かな環境下のリスニングの没入感が大幅に改善
- 先代よりも質感が向上し、ボルドーの色気のある色味がお気に入り
目次
外観
いぬやま
予想以上に質感良好。
先代オーナー目線でも変化があるので、新型感があります。
先代オーナー目線でも変化があるので、新型感があります。
パッケージはこちら
マット塗装の中でも、かなり手間がかかっているように見えます。
先代では、ボタン部分はメッキだったのですが、グロスブラック塗装になっていました。 光の当て方で表情が変わります。
皮脂汚れは先代同様目立つタイプ。
ケースは外観以外は先代からのキャリーオーバーとなっています。
先代モデルのレビュー
先代モデルもコスパ良好な良イヤホン
物理スイッチ×高音質×スタミナの実力派「NUARL N6 Pro」購入レビュー
モノを買った記録や履歴で繋がるSNS”キロクミー”にて、紹介されていた「NUARL N6 Pro」を購入してみました。アクティブノイズキャンセリング搭載のTWSに関しては大手の…
完全ワイヤレスイヤホンの一つの完成形「NUARL N6 Pro」詳細レビュー
購入から1ヶ月ほど経ちましたので、「NUARL N6 Pro」の詳細レビューをお送りします。 音質 ファーストインプレッションからほぼ変化なし。 高音域の臨場感と繊細な表現…
一線から外れた後は、主にオンラインミーティング用のイヤホンとして活躍していました。
電池持ちの良さや単体(片耳でも)での音量調整や電源OFFが可能という、他のメーカでも類を見ない機種なので、後継モデルが出たことが嬉しいですね。
装着感
耳からはみ出すデザイン
イヤーピースとイヤーループで固定するタイプです。
今となっては大型の部類ですが、重心が内側に寄っているせいか、そこまでずれ落ちたりといったことはないです。
ただし、スポーツなどの激しい運動には不向きかなと思います。
操作感
物理スイッチは素晴らしい
再生停止はもちろんのこと、音量上げ下げ、曲送り戻し、電源ON/OFFなどが可能です。
ナビゲーション音声が刷新されていたり、音量調整時のビープ音がなくなっていたりと、先代モデルからの変化が随所に見られます。
個人的には、音量調整時のビープ音は欲しいところなので、アプリでビープ音のONOFFなどが調整できると、より良かったかなと感じています。
音質
先代モデルからすると別物
楽曲を選ばなくなったといえば聞こえは良いですが、先代モデルからすると大幅なキャラチェンジです。
というのも、先代モデルの売りは高音域の解像度感だったのですが、そちらは鳴りを潜めている印象です。
ProモデルではないN6の進化版とも言われているので、先代モデルに対して、低音域を求めているかどうかで本機の評価は変わりそうだと感じました。
豊かになった低音域も、特化モデルには敵わないので、正直なところ、普通のイヤホンになってしまった感は拭えませんね…
とはいえ、16500円の完全ワイヤレスイヤホンから鳴っていい音ではないレベルなので、良コスパイヤホンであることは間違い無いです。
また、先代モデルで気になっていたホワイトノイズ(サーノイズ)はほぼ完全に無音になっており、夜などの静かな環境下でのリスニングが改善されたのは、拍手を送りたいレベルで良くなっています。
スペック
テクノロジー面が近代化
メーカー | エム・ティ・アイ | エム・ティ・アイ |
ブランド | NUARL | NUARL |
品名 | N6 Pro Series 2 | N6 Pro |
カラバリ | トリプルブラック、ボルドー | マットブラック、グロスブラック、 レッドカッパー、シルバー、 |
通信規格 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.0 |
対応コーデック | SBC, AAC, aptX, aptX Adaptive | SBC, AAC, aptX |
重量 | 7g(左右) | 7g(左右) |
単体最大再生時間 | ただし、aptX、aptX Adaptive接続時は8H | 10H11H ただし、aptX接続時は8H |
トータル最大再生時間 | 40H以上 | 55H |
マルチポイント接続 | 対応 | 非対応 |
防水防滴 | IPX4 | IPX4 |
充電方式 | USB Type-C | USB Type-C |
発売日 | 2021年7月16日 | 2019年12月13日 |
評価
お薦めイヤホンに返り咲き。ワイヤレスイヤホンデビューに最適
良いところ
- 先代モデルから低音域が豊かに
- 形はそのままにテクノロジーの近代化
- アプリに対応し、細かい設定やファームアップが可能に
- ホワイトノイズが(ほぼ)無音
- マルチポイント接続に対応
- 単体での可能な操作が充実し、OFFも可能
- 1万円台ではなかなか得られない音質
- おしゃれなデザイン
気になるところ
- 先代モデルの良さであった、高音域における解像度感が鳴りを潜めている
- 若干の電池持ちの悪化
- イコライザ機能が2種類しか選べない
- 今となっては、若干大きめの筐体
まとめ
個人的にはより好みの音に
ノイズキャンセリングが不要なのであれば、こちらで十分ではないかとも思います。
ちょっとお金をかけて、良いイヤホンが欲しいというオーダーがあれば、迷わず本機をおすすめしようかなと思うレベルには、仕上がっているので、万人にお勧めできるのでは無いかと。
マルチポイントとロングバッテリーライフの時点で、在宅勤務のオンラインミーティング用にもおすすめできます。
片耳運用もできますし、利便性の面でも死角なしと言ったところでしょうか。
良コスパのNuarl N6 Pro Series 2、イチオシです。