完全に、M1 MacBook Airの波に乗り遅れ、Intelチップ搭載のMac miniでしばらく過ごしていたものの、第8世代のCore i5には動画編集や4K+のデイスプレイ2枚の駆動などは重荷であるということがわかり、買うか買わまいか検討していました。
決め手になったのは”円安”で、M2 MacBook Airの価格が想定を超えてきたり、既存のMacも値上げ。
ここ最近は円安基調もピークアウトしたのではないかと言われていますが、元の水準にはすぐには戻らないだろうということで、認定整備済み品で手を売ってみました。
認定整備済み品には、とあるトラップがあるのですが、そうとも知らずに…
MacBook Pro (14インチモデル) のポイント
- 現行世代のスタイリッシュなデザイン
- スペック志向のApple Silicon、M1 Proチップを搭載
- 通常のM1チップから、スペックアップとディスプレイなどの拡張性が見込める
- Macbook Airの携帯性や軽量さと引き換えに、マシンパワーとインターフェース類が充実
- 標準モデル(吊るしモデル)でも、CTOすることなく快適に使用でき、認定整備済み品の在庫も潤沢
いぬやま’s インプレッション
- やはり、メモリは16GBあると快適に利用できる
- M2 MacBook Airをカスタムするよりも、整備済み品のMacBook Proのほうが安価で済む
- ただし、整備済み品は”外装ガチャ”があり、妥協して使うことに
- 以前所有していたMacBook 12インチモデルから、使い勝手が向上しており、満足度は高い
目次
認定整備済み品とは
いぬやま
いわゆる整備済みの中古やアウトレット品
MacシリーズやiPadなどが現在販売されており、新品で買うよりもお得で短納期となっているのが特徴です。
”認定”ということで、保証周りに関しては新品同様となっており、フリマで新古品を買うよりは安心して買えるというのも、整備済み品が推される理由の一つにもなっています。
ただし、”保証周りに関しては新品同様”と記述したように、外装や内部の電子部品に関しては完全に新品というわけではないというのが、安さの所以となっています。具体的に言うと、外装についてはできる限りのクリーニングは施されるが、小さな傷などはそのままで、電子部品に関しても、数回の充電記録があるものが販売されています。
Apple オンラインストアの返品システム
期限内であれば、付き返せる
Macの修理中は代替機は提供されないが、代替機の代わりのMacをストアで注文して、使い終わったら返品してくださいといった旨の案内があった時代もある模様。2週間のうちに起こり得そうな使用感や消耗部品の使用などは許容されているとも言えます。
んで、そういった理由で返品されたものが再整備され、整備済み品として販売されている模様です。
外観
外装ガチャ….ハズレ
色薄くなった気がしなくもないですが、落ち着いた雰囲気は良きですね。 んで、問題なのがここから。
ヒンジ部分にぶつけたような小キズが…
普通に使っていたら、傷つく部分ではあるので、眼をつぶることにしました…. もう一個が、先程と反対側にある角の部分の擦り傷。
アルマイト処理ってこんなに剥げやすかったっけ?となるほど、剥げてました….
iPhoneのアルマイト処理もすぐ剥げがちなので、最近のApple製品はこんな感じなのかもしれないですね…
使用感
Touch FID、便利すぎる
携帯性・機動性
基本的には、家の中での使用を想定しているので、重量についてはあんまり気にならないですね。外出先でもガンガン使うようになったら、布陣を最高しないとといった感じですが、現状はこれがベストだと思っています。
Touch IDでサクッと復帰するので、非搭載な12インチMacBookよりも、気楽にパソコンを開けるようになったのは嬉しいところ。
バッテリーライフ・拡張性
バッテリーの持ちは十分ですが、全然減らないといった感動はないですね。LINEの6時間位のビデオ通話ならいけそうでした。USB Type-Cポートが左右にあり、計3つあるのは良いですね。左右どちらからでも充電ができるので、電源の取り回しも良好。
今思い返してみると、12インチのMacBookの1つだけの仕様は流石にやりすぎでしたね…
HDMIやSDカードスロットが装備されているのはうれしいところで、ハブやSDカードリーダーが不要なのもポイントが高いです。
ディスプレイを手放してしまったので検証できていませんが、複数枚のディスプレイにも正式対応しており、Proモデルならではの拡張性が確保されているのも良きです。(無印のM1,M2チップと差別化しないでほしいポイントではありますが…) ちなみに、外装ガチャは外れてしまいましたが、バッテリーガチャは当たりでした。
到着して充電した後のスクショなので、到着時は充放電回数は2回。
所有していたモデルとの差
いろいろ比べてみる
MacBook 12インチモデルとの使い勝手の差
キーボードのストロークには進化を感じます。なんたって、初代バタフライキーボードでしたからね…初ファンレスPCの快適さに感動していましたが、本機もファンは搭載されているものの、通常使用ではファンが回らないので、ほぼ同じ使用感です。ファンレスが回る音の煩さで敬遠されている方でも、Apple Silicon搭載機ならありなのではないでしょうか?
ある種、対局の機種なので比較するのもおかしな話ですが、操作の快適性など、一つ一つの動きはMBPのほうが上ですね。
Mac mini Intel core i5モデルとの使い勝手の差
現在も所有しているIntel i5搭載のMac mini。自前で32GBに増設し、ParallelsでWindowsを入れて運用しています。4Kディスプレイを繋ぐと、”よっこらしょ”感がにじみ出ているかわいい子でもあるのですが、触るとそれなりに発熱していたりするので、電力消費はMBPのほうが良いんだろうなと思っています。
ストレージも1TBにしているので、しばらくはMBPと並行して利用かなと考えています。ただし、Windowsも最近は使っていないので、M2 Mac miniが出たら心揺れる可能性はあります。
Surface Laptop3との使い勝手の差
職場からテレワーク用に支給されているSurface Laptop3ですが、なぜかi7搭載のハイスペ構成。タッチパネルや感触の良いキーボード搭載ですが、インターフェース面が貧弱で、普段はクラムシェルモードで運用しています。
ほぼ同価格帯のモデルではありますが、筐体の剛性などはMBPのほうが圧倒的に上です。
例えば、ディスプレイを開いた状態で本体側の端っこを片手で持ったとき、Surfaceは”ミシッ”といいます。要は楔形デザインを優先した結果、剛性が足りていない模様。
それ以外にも、Surfaceはタッチパネルが突然効かなくなったり、画面が乱れたりと25万円のPCにしては品質の低さが目立つので、今後個人でSurfaceを買うことはないでしょう。
Apple製品、よくできてますわ。
まとめ
お仕事を頑張って稼ぎます
整備済み品は完全な新品とは異なり、傷がある場合があるということで、購入検討されている方の参考になればと思います。
返品してしまうという手もあるのですが、おそらく外装交換されることなく、また誰かの手に渡るだけですし、どうせ使っていたら付きそうな傷でもあるので、この子とともに歩むことに決めました。
認定整備済み品といえど、23万円弱の高級PCなのでお仕事(本業)を頑張りたいなと思います。