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【デジタルお守り】振動検知機能付AirTag「Knog SCOUT TRAVEL」を購入してみました

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出社頻度があがり、一応持ち去りなどのセキュリティ対策をしておくかということで、振動検知機能付エアタグの「Knog SCOUT TRAVEL」を購入してみました。

正直なところ、結構クセが強いのと、どういう用途にマッチするかについてレビューできればと思います。

Knog SCOUT TRAVELのポイント
  • AirTag規格に準じながら、オリジナルにはない振動検知機能を持つ
  • Type-C充電に対応し、電池交換の手間がない
  • ワイヤーループ付きでキーホルダーのようにカバンや自転車に取り付け可能
いぬやま’s インプレッション
  • 振動検知は検知レベルが調整できるものの、結構ピーキー
  • 接続範囲内であればアプリ側に通知が来て、触られたかどうかがわかるため、実は中身を盗られてたというケースを潰せる
  • 検知時のサイレンのオンオフが可能なので、威嚇の要否によって選ぶことが可能
  • Androidでは使えないので要注意
目次

パッケージ・外観

いぬやま
パッケージは意外にも紙ベースでおしゃれ。
製品パッケージ
本体カラーが5色あり、パッケージから本体の色や質感が確認できるのは良いですね。
knogはオーストラリアのブランドですが、日本にローカライズされたパッケージとなっています。
パッケージ下部のアイコン
機能がアイコンで示されていますが、ぱっと見だとまずわからないですね…
QRコードで公式サイトに飛ばすのはナイス判断かなと思います。
本体と付属品
中身はこんな感じ。
左から、テザーワイヤーが長短で2種類、金具を取り付けるための工具本体、テザーワイヤーを固定する金具、そして本体といった構成です。
本体の表面
本体は表側はラバーチックな質感で、knogロゴと丸いボタンがあります。
このボタンで、警戒開始と停止の他に、アプリ側での要設定ですがアラーム停止などができます。
本体の裏面
裏側は樹脂で、見つけた人が連絡できるようにQRコードが載っています。
QRコードのアクセス先に任意の連絡先を乗せておくという寸法です。

下部はスピーカー穴があり、85dbのアラームが鳴ります。室内では結構な音量ですが、外では音量不足という声もあるようです。
側面の充電用端子
側面にはUSB Type-Cの端子と充電状態を示すLEDがあります。
IP66相当の防水性があるようですので、雨で濡れる程度であれば問題なさそう。
充電については公称通り、2ヶ月程度保っており、電池残量が減るとアプリに通知が来るので、充電忘れも問題ないです。
デザイン上のアクセントにもなっている留め具はこんな感じ。
工具で止める際に、溝をナメてしまいがちなので扱いには注意ですね。
テザーワイヤーを使わない場合は、この留め具もつけなくても動作はします。

アプリの使用感

いぬやま
重ねてお伝えしますが、iOS専用デバイスです。
アプリ起動時
アプリ起動後のデバイス選択画面。
複数のタグを紐づけることができ、それぞれに名前をつけることもできます。
接続状態とバッテリー残量も確認可能。

できたらこの画面で、警戒開始停止できれば、なお良しかなと。
デバイス設定画面
デバイスを選択すると、サイレンのオンオフと警戒開始停止のボタンが現れます。
DISARMEDをポチると以下のような画面になり、振動検知が開始されます。
警戒中のデバイス画面
この状態で振動を検知すると赤点滅とスマホ側にもサイレンが鳴り、音声再生中などでもわかるという寸法です。
スマホ側のサイレンは音の種類がいくつかあり、犬の吠える声などが選択可能です。
設定
デバイス側設定
スマホ側設定
設定画面としては、こんな感じ。
  • スマホ側のサイレンをミュート
  • 5段階の振動検知の感度設定
  • デバイス側のボタン押下でのサイレン停止
  • スマホ側のサイレンの音量設定
  • スマホ側のサイレンの種類の設定
  • デバイス側のサイレン種類の設定
  • サイレン中のLEDを光らせるかどうか
といった形で、機能自体は過不足なくある印象。
感度調整は難しいのですが、お守りとしては十分かなと思います。
なかなか、初見の場所で適切な感度を設定するのは難しいので、最初は警報サイレンをオフにした状態で調整してみるのがおすすめです。

使用感

いぬやま
デジタルお守りとしての安心感はある
AirTagだと持ち去られるまで真価を発揮しませんが、こちらは持ち去りの前動作である振動を検知できて、必要に応じて警報も鳴らせるので、カフェなどで仕事もするノマドワーカーに良いかなと思います。

振動検知以外の機能については、AirTagに準ずるので、リュックやスーツケースなどのカバンに取りつけるのが一番ベストかなと思います。道中で紛失した場合や電車などで忘れた場合などなど、GPSで追跡できる場面は多いかなと思います。
本家のAirTagと比較すると、さすがに電池持ちが短いので、充電のためにも比較的アクセスしやすいところに設置することになるので、キーホルダーライクな本機のデザインはマッチしているなと感じます。

AirTagと比較するとこんな感じ。
機能Knog SCOUT TRAVELApple AirTag
電源リチウムポリマー電池ボタン電池(CR-2032)
電池寿命2ヶ月程度1年程度
電池交換不可
探す機能対応対応
アラーム機能(サイレン機能)あり(85db)なし
振動検知ありなし
防水性能IP66IP67
重量35g11g
価格8000円程度1個あたり4000円程度
SCOUT TRAVEL とAirTagの比較
AirTagをキーホルダーライクに使おうとするとホルダーが別途必要なので、価格面の差はもう少し縮まりそうですね。
重量と電池持ちの代わりに振動検知とアラーム機能がついた形なので、やはり使う頻度の高いものに対して盗難対策をしたいという方におすすめですね。

残念ながら、現状知名度がないので、こちらをつけていることによる抑止力はないかと思いますが、ノマドワーカーに限らず、テレワークでPCを持ち歩く機会が増えた方も多いかと思うので、持ち去られる前の警告機能を活かしたデジタルお守りとして、SCOUT TRAVELいかがでしょうか?

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