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2ヶ月で実感した圧倒的なオールマイティさ
ここ半年以内に発売された主要メーカーのものと比較しても、一段上の性能
アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載の完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を実際に買ってレビューしてきましたが、ANCの性能高さとしても、TWSとしての完成度としてもAirPods Proが実質最強といっても差し支えないレベルかと思います。使用期間は2ヶ月弱ですが、在宅勤務で長時間使用していて感じた利点は以下の3点。
- 様々シチュエーションにおいて、快適なノイズキャンセリング
- 耐汗耐水性能(IPX4)を備えつつも、超小型な筐体
- 誤タッチの心配がない、感圧センサーによるジェスチャー操作
快適なノイズキャンセリング
本機にはノイズキャンセリングのモード切り替えやレベル調整ができません。というか、必要ありません。
オフィスや家といった屋内でのデスクワーク、自動車の走行する幹線道路沿いや風の強い日の散歩、電車の中、BGMのある店内といった様々な環境下において、常に上位レベルのノイズキャンセリング性能を発揮します。
他社製のものでは、風切り音抑制モードや乗り物/オフィスモードといったモード用意されていることが多く、専用アプリを通じて、手動もしくは位置情報を元に切り替えさせるというアプローチが取られています。
ユーザーからすると、煩雑。
本機では、おそらくは入力される音から”環境”まで推定しているものと思われます。
iPhoneなどで、通話時のノイズキャンセリングで相当のノウハウは持っていそうですので、こういった部分に活かされているのではないかと思います。
キャンプなどの就寝時には、カエルの泣き声や川のせせらぎなど、都会の普段の生活では耳に入ることのないノイズがたくさんあります。実際、いくつか持ち込んだANC搭載TWSの中で、これらのノイズに対して一番有効だったのは本機でした。
IPX4対応の超小型筐体
ANC搭載のTWSは一般的に、どれも筐体の大きさは大きめです。しかし本機は、バッテリー持続時間を犠牲に最小クラスの筐体を実現しています。
筐体が大きいと、圧迫感からくる耳の疲れや筐体の自重でベストポジションから外れてしまい、音の聴え方が変わったり、外からノイズが入ったりします。筐体が小さいことで、これらの問題が発生しないので、横になっているとき(寝ているとき)でもベスポジを維持することができます。
これに加えて、耐水性能もあるため、寝汗など気にせずに就寝時に使うことができます。何より、寝ているときに邪魔になりません。
バッテリー持続時間を犠牲にしているとはいえ、4.5Hの動作時間は確保されており、無音状態であればさらに伸びるので、入眠まで余裕で持ちます。
“つまむ”ことによるジェスチャー操作
他社のものが、静電容量式のタッチセンサーによるジェスチャー操作のものが多い中、物理スイッチでもなく、感圧センサーを搭載しています。他のTWSを使用するときにありがちな誤タッチがなく、とても快適です。本機の操作は耳たぶをつまむように、ステム部分(棒の部分)をつまむ方式で、感圧センサー部分が前面を向いています。
側面を向いていないので、寝た状態で横向きになったときなどでも圧迫されないので、誤操作の心配がありません。
静電容量式では、腕が触れるとアウトなので、本機の誤操作対策/自然な操作感の追求による恩恵は大きいです。
まとめ
気がついたらベタ褒め。でも音質はフルフラットで飽きやすい。

アイマスクやウェアラブルクーラーのように、身に付けることで快適に過ごすためのアイテムといった感じ。
ベストバイどころか、マストバイアイテムなのではないかと感じさせる出来なので、iPhone,Macだけでなく、Androidでも使用可能なので、ぜひお手にとっていただいて、実感していただければと思います。
価格が高い?合わなければ、売ってしまえば大丈夫ですよ。
なんてったって、Apple製品はリセールバリューが高いので。合わなければね。